ゴミ屋敷の清掃を依頼する際、多くの人が不安に思うのが見積もりの正確さです。特に2トントラックという単位は、日常生活では馴染みが薄いため、自分の部屋のゴミが本当にその一台に収まるのか、あるいは何台必要になるのかを判断するのは困難です。失敗しないための秘訣は、体積と密度の関係を理解することにあります。まず、2トントラックの荷台スペースは、一般的に「平積み」と「山積み」で大きく異なります。平積みとは、荷台の枠の高さまで積むことで、約五立方メートルの容積になります。一方、ゴミ屋敷清掃で多用されるコンテナタイプや高い幌を張ったトラックは、十立方メートルから十二立方メートルほどの容積を確保できます。自分の部屋を眺めたとき、もし一部屋がゴミで胸の高さまで埋まっているなら、それだけで約十立方メートル程度の体積があると考えて間違いありません。つまり、一部屋が完全に埋まっている場合は、2トントラック一台がギリギリか、少し溢れるくらいの計算になります。さらに注意すべきは、ゴミの種類による密度の違いです。衣類や空のペットボトルなどは、踏み固めることで体積を減らせますが、雑誌や本、家具などは圧縮できません。特に本が大量にある場合は、2トントラックの容積に余裕があっても、重量制限の二千キログラムに先に達してしまうことがあります。この重量オーバーは法的な問題だけでなく、トラックの故障や事故にも繋がるため、業者は非常に慎重になります。見積もりを依頼する際は、電話だけでなく、可能であればスマートフォンの写真や動画を送るか、現地調査を依頼するのが確実です。その際、押し入れの中やベッドの下など、隠れた部分のゴミについても正直に伝えることが大切です。当日になってトラックに入りきらないことが判明すると、追加の車両手配に時間がかかり、予定していた時間内に終わらなくなるというリスクが生じます。2トントラックを基準にしつつも、自分の見積もりよりも一割から二割ほど余裕を持って計画を立てることが、スムーズなゴミ屋敷脱出の近道です。適切な見積もりは、納得のいく費用負担と、完璧な清掃完了への第一歩となります。
ゴミ屋敷清掃で失敗しないための2トントラックの物量見積もり術